こんにちは!管理人のユキです。
この記事の執筆開始時点でクリック数0の当サイトですが、今日も楽しく書いてまいります。
今回とりあげるのは『インシディアス』です!
基本情報
- 原題:Insidious
- 邦題:インシディアス
- 上映時間:103分
- 制作年:2010年
- 制作国:アメリカ
- 監督:ジェームズ・ワン
- レーティング:PG13
- グロ度:なし
- エロ度:なし
レーティングからは読み取りにくい、エログロシーンの有無/過激度もお伝えします!
あらすじ
ルネと夫のジョシュは3人の子供たちと共に新居に引っ越してくる。
ところが、引越し後間もなく、おかしな現象が起き始める。
屋根裏から不審な音、勝手に配置が変わる物、赤ちゃん用のモニターから聞こえてくる謎の声。
そんな時、小学生の息子ダルトンが梯子から落ちて昏睡状態に陥ってしまう。家族はすぐにこの家から引っ越すが、既に見えない“何か”は家でなくジョシュたち家族を狙っていた・・・。
原因不明の昏睡状態のダルトンに医者もお手上げ状態に。
霊媒師や牧師まで呼び出しルネとジョシュはあらゆる手を尽くしてみるが、状況は悪化の途をたどるばかりだった。“何か”は着実に彼ら一家に近づきつつあった。”何か“の狙いとはいったい・・・?
Filmarks
一言でいうと、家族みんなで観れる優等生的なホラー映画、でしょうか。
分かりやすく怖がれるシーンが多いこと、エログロ演出がないこと、から誰でも誰とでも楽しめる作品だと思います。
そのまま金曜ロードショーで流してほしいくらいですね。
話の大枠はベタですが、要所要所に工夫/ひねりが効いているのできっと玄人の方も楽しんでくれるはず。
『死霊館』や『ポルターガイスト』の系統が好きな人は観ておいて損はないです。
また、監督と脚本家があの『SAW』のコンビ、という時点で期待値が跳ね上がります。
評価
レビューサイトの評価:66点



上記3サイトの評点を平均&100点満点に変換しています。
※RottenTomatoesの批評家スコアを除きます。
※2025/12/18時点の情報です!
私の評価:76点
- 怖さ:25/30
- ストーリー:24/30
- 演技・演出:6/10
- キャラクター:6/10
- 独自性:12/20
- 加点(インパクト):+3
- 減点(間延び):なし
感想
怖さ:25/30
緊張と緩和の繰り返しがたくさんありましたし、予想を外されるパターンも少なくなくてシンプルに怖かったです。
割と序盤の「悪霊?が家の外にいるかも、いるかも、家の中に登場!」はだいぶ面食らいました。
悪霊の描き方について全体的に言えることですが、ぼんやり映ってるのではなく、はっきりと、あたかもそこに住んでいるかのように堂々と闊歩する姿が逆に怖かったです。
また、音で驚かせる手法は大袈裟すぎると白けてしまうのですが、この映画は音色も音量もお上品で好感が持てました。
#参考:音が不快だった映画でいうと『ブギーマン』(2005)が真っ先によぎりますが、あれは苦痛でした。
ストーリー:24/30
子供が取りつかれる→怪奇現象が起きるようになる→引っ越す→収まらないので怪しいプロ登場…と見飽きた流れでした。
そういえばジョッシュ(父)役の俳優さんって『死霊館』に出てましたよね?
それも相まって既視感が凄かったです。
でも後半の展開はビックリしました。
かつて苦しめられた”幽体離脱癖”を逆手にとり、息子を救うべく単騎で異界に乗り込む!
いや~アツい。激アツです。
この手の映画における父親の役立たず率はなかなかのものなので、その点でも意外性があって盛り上がりました。
あとオチも好みでした。
ホラー映画のオチには達成感か絶望感のどちらかが必要だと思うのですが、どちらも強引に捻じ込んできよったな~と。
エリーズの表情がサッと曇るのと同時に背筋が凍りました。
演技・演出:6/10
特筆すべき点はないです。
怖さの項で触れたとおり、弦楽器やピアノを用いた効果音は不快感が無くてよかったです。
”彼方”のシーンがずっと不気味で意味不明で、雰囲気が個人的にとても好きだったので基準5+1点にします。
キャラクター:6/10
登場人物は総じて感情移入しやすくてストレスが少なかったです。
特にエリーズの部下2人がよいキャラでした。
よい意味で無駄なセリフが多く、しょうもない小競り合いが箸休めになってくれてなんだか可笑しかったです。
テンポが悪いとだれてしまうので嫌なのですが、無駄を削りすぎるとかえって淡々としすぎてしまうので、この程度の細かな雑味は大歓迎です。
しかしやけにキャラが立ってましたが、シリーズの後続作品でも活躍が拝めるのでしょうか。
あと書いててふと気になったんですが、ダルトン以外の子供って後半出てきましたっけ?
私が見落としていただけでしょうか。あれ、怖い話…?
独自性:12/20
総じて悪霊の扱い方/描き方とジャンプスケアの丁寧さが印象的です。
大枠のストーリーはありふれたものでしたが、怖いもの&怖がらせ方に工夫があったので新鮮な気持ちで楽しめてよかったです。
加点(インパクト):+3
記憶に残るシーンがあれば加点、というルールで設けています。
引っ越し後の家を訪れた祖母が昨夜の夢を回想し…おわったところで父の背後に赤い顔の悪魔が!
いや~意味不明ですし卑怯なんですけど完全に不意打ちを食らってしまいました。
映画 『インシディアス』の魅力
独特な悪霊の描き方
描き方、見せ方が私のなかにある心霊系ステレオタイプから外れている部分が大きかったので、整理しておこうと思います。
- ハッキリ出てくる
本作の悪霊は、驚くほど姿形がハッキリしています。
序盤なんか前の住人が忘れ物を取りに戻ってきたのかな、くらいの感じで映ってました。 - 悪霊たちの世界を描く
あちら側の世界、異界、彼方…
こちらの世界の人間に憑依して動く/話す姿しか映さない映画も多いなかで、終盤だけではありますが不気味な世界観を作って魅せてくれて楽しかったです。
古臭い館で銃をぶっ放したり、父子を追いかけてこちらの世界のおうちにやってきたりと、最後のほうは急にゾンビ映画みたいな絵面になっていたかと思います。
やりすぎ/冷めたという声もわかりますが、個々の悪霊をビジュアル化したからにはこれくらいはやってくれたほうが面白いと思うので、個人的には好きです。 - あんまり追いかけてこない
これもなんだか珍しいなと感じていて、いま書きながら違和感の正体に気づきました。
恐らく、悪霊に追いかけられる、というより、こちらが悪霊を追いかけるシーンが多かったです。
「追いかけたり脅かしたりして危害を加える、そうすることで何かメッセージを伝える」という行動パターンをとる悪霊が他映画ではメジャーな気がするのですが…
「ハッキリ出てくる」という点とも共通していますが、本作の悪霊は淡々と/堂々と/有無を言わさずに侵略してくる感じが不気味で怖かったです。
幽霊も人も、話の通じなさそうな奴が一番怖い…
「家族ドラマ」に逃げない
ホラー映画のなかに家族ドラマなどの感動要素を入れ込むことに反対はしないんですが、あくまで怖がらせることを主眼においてほしい、という派です。
恐怖と感動の両方にパワーをかけるとどうしても中途半端なりがちなので、やはりホラー映画として絆/感動より観客の悲鳴に尺を使ってほしい、と思います。
その点、本作では前半で父と子が一緒に何かをするシーンがほぼ描かれず、ただ「父は子を救うものだ」という父性のみでストーリーを転がしており、非常に清々しいなと思いました。
もちろん、家族愛を前面に出す構成もやろうと思えばできたはずです。
例えば、ダルトンが憑依される前に父子の交流を描いたシーンを設けておいて、後半の異界シーンでは前半に出てきた二人の合言葉や一緒にやっていた遊び等の思い出が救出のカギになる―――という展開はいくらでも想像できます。
そういった小手先の伏線回収などはスパっと捨て置き、ホラーとしての切れ味を優先したという点にこの作品の一つの評価すべきポイントがあるのではないか、と感じました。
おわりに
ここまでお読みいただきありがとうございました!
映画『インシディアス』について新たな発見があった、もう一回観たい、そう思っていただけたら嬉しいです!
では、また次回の記事でお会いしましょう~~~

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