こんにちは!管理人のユキです。
最近は仕事が忙しく、投稿が滞ってしまいました。
さて、今回取り上げるのは『ザ・モンキー』です。
基本情報
- 原題:The Monkey
- 邦題:ザ・モンキー
- 上映時間:98分
- 制作年:2025年
- 制作国:アメリカ
- 監督:オズグッド・パーキンス
- 原作:スティーヴン・キング
- レーティング:R15+
- グロ度:警報(死亡シーン多数)
- エロ度:なし
レーティングからは読み取りにくい、エログロシーンの有無/過激度もお伝えします!
あらすじ
双子の少年ハルとビルは亡き父の持ち物から、ぜんまい式のドラムを叩く猿のおもちゃを見つける。
映画.com
その頃から双子の周囲では不慮の事故死が相次ぎ、最初はシッターのアニーが、次いで母が亡くなってしまう。
いずれも死の直前に、猿のおもちゃがドラムを叩いていたことから、猿が2人の死に関係しているのではないかと考えたハルは、猿を切り刻んで捨てるが、いつの間にか元通りの姿で戻ってくる。
その後、双子を引き取った伯父も狩りの事故で異様な死を遂げ、双子は猿を枯れ井戸へと葬った。
それから25年後。一度は結婚し息子をもうけたハルだったが、また猿が戻った時のことを考え、家族と距離を置き、ビルとも疎遠になっていた。しかし今度は伯母が事故死し、ハルは猿が戻ってきたことを確信する。。
殺人鬼系でも、心霊系でも、サイコパス系でもありません。
猿が動けば人が死ぬ、というギミックに沿ってたくさんの人が死んでいく映画です。
そう聞くと何が面白いのか、と思われてしまいそうですが…
その死の魅せ方ひとつひとつに工夫があり、また物語も意外とちゃんとしたテーマに沿って進行していくので、低い期待値を案外すんなり上回ってくれる、そんな作品かと思います。
・人がたくさん死ぬ映画を観たい
・友達や恋人とワイワイ言いながらホラー映画を観る、という体験がしたい
・一風変わったホラー映画を観たい
という方には超おすすめです!
ぜひ感想を聞かせてください。
評価
レビューサイトの評価:64点

上記3サイトの評点を平均&100点満点に変換しています。
※RottenTomatoesはPopcornmeterスコアを参照。
※2026/4/5時点の情報です!
私の評価:75点
- ホラー:23/30
- ストーリー:21/30
- 演技・演出:8/10
- キャラクター:6/10
- 独自性:4/10
- 加点:+3
- 減点:なし
感想
ホラー:23/30
猿が動く~人が死ぬ、の間にずっと緊張感があってドキドキしました。
死亡シーンには嫌悪感を抱けるほど突き抜けたグロさがあって、ちゃんとホラー映画になっていたと思います。
ストーリー:21/30
単なる死亡シーンの羅列ではなく、一応は親子・兄弟の関係という軸に沿って話が進んでいったため、見やすかったです。
また、主人公が母親と同じ死生観にたどり着き、それをまた自分の子に伝える、という最後のシーンはこの映画全体のテーマを綺麗に拾っており、収まりがよかったです。
とはいっても、上記のような有意味な描写はかなり控えめで、この映画の主題である「人をいかに不謹慎な形で殺すか」を邪魔しない程度にとどめられていたのが総じて好印象でした。
演技・演出:8/10
死亡シーンの多くは個性的かつ、見せ方が丁寧で楽しめました。
設定を把握した時点では「ワンパターンになってしまいそうだな…」と思っていましたが、しっかり強弱・緩急があってよかったです。
特に、3人目の犠牲者である叔父ですが、いきなり雑に遺影が出てきたのは笑いました。
死に方も「67頭の野生馬に踏まれてチェリーパイ状態になる」って…無茶苦茶です。
また、最終盤の街に死者があふれる場面、若者がサーフボードに貫かれていたり、ベビーカーが炎上していたりと、手を抜くことなく小ボケが挟まっていたのも最高でした。
キャラクター:6/10
主要人物はみな普通の人間で、可もなく不可もなく、といったところです。
主人公の息子、えらい大人びているな~と感じたのは私だけでしょうか。
牧師(神父?)のキャラは謎ですが好きでした。
独自性:4/10
ほか作品と比較して、この作品でしか成立しない要素がどれほどあったか、という基準です。
死に対する考え方に違いはあれど、ほぼファイナルデスティネーションだな…というのが正直な感想です。
加点(インパクト):+3
記憶に残るシーンがあれば加点、というルールで設けています。
叔父がミンチになった場面+オチの綺麗さにより、加点+2とします。
手数はそこそこありましたが、もう一息パンチの強いものを観たかったです。
映画 『ザ・モンキー』の魅力
ファイナルデスティネーション ホラーver
この映画を語るうえで、同系譜の有名作品「ファイナルデスティネーション」シリーズとの比較は避けられません。
大まかなつくりは同じですが、以下のような違いがあったと感じました。
- 死ぬ順番
本作において、次に誰が死ぬか、はほぼ分かりません。
一方、ファイナルデスティネーションシリーズにおいて、登場人物の死ぬ順番は冒頭に明かされます。
ご存じのとおり、主人公の予知夢での死ぬ順番と、現実世界でのそれが一致するからです。
#シリーズ作品はたぶんすべて観ています。例外あったらコメントでご指摘ください! - 死に方
ファイナルデスティネーションシリーズは長めのギミックで死ぬパターンが多いです。
その場面が始まった時点で、この場所でこの人が死ぬな、というのが大体分かります。
対して、本作は一撃必殺といいますか…こちらが身構える前にあっという間に死ぬことが多かったように思います。 - 死への向き合い方
ファイナルデスティネーションシリーズは、順序含めて死に関するルールが明確な分、それをHackしてなんとか死から逃れてやろう、という登場人物たちのスタンスが一貫して存在するような気がします。(実際に逃れられるかは別として)
本作は「猿が動けば人が死ぬ」「猿は壊せない」以外のルールが皆無なので、理不尽さ・あきらめの要素が濃い印象です。
端的に言うと、ファイナルデスティネーションシリーズはゲーム的・サスペンス調である一方、本作「ザ・モンキー」では死が理不尽・正体不明なものとして描かれており、幾分か哲学的・ホラー調であったように感じました。
子供時代は死を恐れ、泣き喚き、逃げ惑う。
大人/親になって、世界のいたるところに死が潜んでいることを知り、静かに死を受け入れ、死とともに生きていくことを決める。
人間だれしもが経験する超普遍的なことを、ポップに描いた作品だと思いました。
すべては事故 もしくはすべては必然
映画「ザ・モンキー」
どちらも同じこと
誰でもいつかは死ぬ それが命
原作はあのスティーブン・キング
私は鑑賞後にこの事実を知りました。
「神々のワード・プロセッサ」という短編集のなかの一編として収録されている「猿とシンバル」という作品がもとになっているようです。
せっかくなので買って読んでみましたが、けっこう改変されているなという印象です。
原作は猿/死というより主人公の家族関係にスポットが当たっており、また違った面白さでした。
映画にあったしさも健在なので、興味があればぜひ手に取ってみてください!
おわりに
ここまでお読みいただきありがとうございました!
映画『ザ・モンキー』について新たな発見があった、もう一回観たい、そう思っていただけたら嬉しいです!
では、また次回の記事でお会いしましょう~~~

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